こども安心ネットタイマーで制限できない時の対処法【中継器に注意】

- 記事の内容
- こども安心ネットタイマーで、時々だけど、子供を制限できない時がある場合の対処法

- こども安心ネットタイマーの基本的な設定手順は、下記記事を参照します。
こども安心ネットタイマーで制限できない時の対処法【原因は中継器】

親機だけがこども安心ネットタイマーに対応して、中継器は非対応の場合、親機だけではスマホを上手く制限できない場合があります。
スマホが中継器に繋がると、親機のこども安心ネットタイマーによる中継器に対する制限内容に連動して、スマホも中継器と同じ制限を受けます。親機では、中継器の通信の内訳が、大人と子供のスマホを区別できないため、スマホを個別に制限できません。また、もし親機のこども安心ネットタイマーで中継器を制限しなければ、スマホが中継器に繋がる時だけ、スマホを制限できない状況が発生します。
そのため、以降の対処法①~③のいずれかにより、スマホを制限できない状況を解消して、子供が常に同じ制限を受けるようにします。
対処法①:子供は親機にだけ繋がり、中継器には繋がらなくする

子供は、必ず親機のこども安心ネットタイマーにより制限を受けます。ただし、中継器には繋がらないため、中継器の設置場所によっては、子供は、大人と比較して自宅のWi‐Fiの範囲が狭くなる可能性があります。
- 大人は、中継器と親機の両方に、制限なく繋がります。
処置①.子供は親機に繋がるけど、こども安心ネットタイマーで制限する
親機のこども安心ネットタイマーでは、子供だけを制限します。大人と中継器は制限しません。
端末区分 | 対象 |
---|---|
こどもの端末 | 子供のスマホ |
おとなの端末 | 大人のスマホ、中継器 |
処置②.中継器には大人だけが繋がるように許可する
中継器のセキュリティー機能を利用して、大人だけを許可します。子供は繋がりません。
以下のいずれか1つでも、中継器のセキュリティー機能を利用すれば実現できます。
- MACアドレスフィルタリング
- 親機とは異なるSSIDと暗号化キーにして、子供には秘密にする
- 中継器のSSIDをステルス化(隠す)
- 各機能の設定は、以下を参考にします。
対処法②:子供を親機にも中継器にも繋がるようにする

子供に加えて中継器も、親機のこども安心ネットタイマーで制限します。子供は、親機に繋がる時だけでなく中継器を経由時も、間接的に制限を受けます。
- 大人も、中継器を経由して繋がる時は、子供と同様の制限を受けるため、制限を承知の上で自宅のWi‐Fiを使用する認識が必要です。任意ですが、中継器の他のセキュリティー機能を利用して、大人を繋がらなくすれば、繋がる先の違いにより、制限の違いが原因で、混乱が生じることはありません。
処置①.子供だけでなく中継器も、親機のこども安心ネットタイマーで制限する
子供と同様に、中継器も親機のこども安心ネットタイマーで制限します。
端末区分 | 対象 |
---|---|
こどもの端末 | 子供のスマホ、中継器 |
おとなの端末 | 大人のスマホ |
処置②.中継器には子供も大人も繋がるように許可する
中継器では、セキュリティー機能を利用しなくても実現できます。この場合、子供も大人も、無制限に繋がります。
対処法③:中継器を1台追加して、2台を大人用と子供用に用途を区別する

中継器をさらに1台追加して、2台を使用すれば、既述の対処法の欠点を補う制限ができます。
2台の中継器を、大人用と子供用に区別して使用します。親機と中継器の両方が、こども安心ネットタイマーに対応する場合と、遜色のない制限ができます。
処置①.子供だけでなく中継器(子供用)も、親機のこども安心ネットタイマーで制限する
親機のこども安心ネットタイマーでは、子供と中継器(子供用)だけを制限します。大人と中継器(大人用)は、無制限に繋がります。
端末区分 | 対象 |
---|---|
こどもの端末 | 子供のスマホ、中継器(子供用) |
おとなの端末 | 大人のスマホ、中継器(大人用) |
処置②.中継器(大人用)には大人だけが、中継器(子供用)には子供だけが繋がるように許可する
各々の中継器のセキュリティー機能を利用して、中継器(大人用)は大人だけを、中継器(子供用)は子供だけを許可します。
親機がこども安心ネットタイマーに非対応で制限できない時の対処法

中継器だけがこども安心ネットタイマーに対応して、親機は非対応の場合、中継器だけではスマホを上手く制限できない場合があります。
スマホが親機に繋がると、親機にはこども安心ネットタイマーがないため、スケジュールに基づく制限ができません。そのため、スマホが中継器に繋がる時とは、制限内容が異なります。
以降の対処法により、スマホが制限できない状況を解消して、常に同じ制限を受けるようにします。
対処法:子供は中継器にだけ繋がり、親機には繋がらなくする

子供が、親機に直接に繋がることは断念します。中継器を経由してのみ繋がります。
親機のセキュリティー機能を利用して、子供を親機に繋がらなくします。また、中継器でも、こども安心ネットタイマーで子供だけを制限します。
- 子供は、中継器にだけ繋がり、またこども安心ネットタイマーにより制限を受けます。中継器のみに繋がるため、大人と比較して自宅のWi‐Fiの範囲が狭くなる可能性があります。
処置①.親機には大人と中継器が繋がるように許可する
親機のセキュリティー機能を利用して、大人と中継器を許可します。子供は繋がりません。
処置②.子供は中継器にだけは繋がるけど、こども安心ネットタイマーで制限する
中継器のこども安心ネットタイマーでは、子供だけを制限します。大人は制限しません。
端末区分 | 対象 |
---|---|
こどもの端末 | 子供のスマホ |
おとなの端末 | 大人のスマホ |
