こども安心ネットタイマーで制限できない時の対処法【2つの原因】

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こども安心ネットタイマーに設定したスケジュール通りに、時々、子供のスマホを制限できない場合の対処法

こども安心ネットタイマーで制限できない時の対処法【原因①:設定漏れ】

自宅に複数のSSIDがあり、子供のスマホが各々に繋ぐ場合は、注意が必要です。2種類の周波数帯を有効にしていたり、セカンダリSSIDを有効にしている場合です。
子供のスマホのMACアドレスが、SSID毎に異なる値に変化する場合(下記参照)は、対処が必要な可能性があります。
例えば、上図の例の場合、スマホのMACアドレスは、SSID「1」では「A」、「2」では「B」になります。そのため、このスマホをこども安心ネットタイマーで制限するには、MACアドレス「A」と「B」の各々に対応する、2つのスケジュールを設定する必要があります。
もし、こども安心ネットタイマーで制限できない場合は、MACアドレス毎に設定が必要にも関わらず、漏れてしまっていることが原因の可能性があります。この場合、常に制限できない訳ではないことが特徴です。設定漏れのMACアドレスを使って繋ぐ時だけ、制限できません。
対処法:MACアドレス毎に、こども安心ネットタイマーのスケジュールを設定
設定が漏れているMACアドレスに対して、スケジュールを設定します。
こども安心ネットタイマーで制限できない時の対処法【原因②:中継器】

自宅のWi‐Fi環境に中継器がある場合、また、その中継器が、こども安心ネットタイマーを使えない製品の場合、制限できない原因の可能性があります。
親機のこども安心ネットタイマーだけでは、上手くスマホを制限できないためです。例えば、もし中継器を親機のこども安心ネットタイマーで制限しても、大人と子供のスマホを区別して制限できません。スマホが中継器に繋ぐと、中継器から親機に届いた全ての通信が、中継器を制限するためのスケジュールに従うためです。また、もし中継器を親機のこども安心ネットタイマーで制限しなければ、スマホは親機に繋ぐ時しか制限を受けなくなります。
そのため、後述する対処法(1)、(2)、(3)のいずれかにより対処します。いずれの対処法でも、子供のスマホは、常に同一の内容による制限を受けます。
なお、対処法(1)と(2)には、制約事項があり、(3)には必要条件があるため承知して選択する必要があります。
対処法(1):親機のこども安心ネットタイマーと、中継器の他のセキュリティ機能を使って制限

子供のスマホは、親機にしか繋がらないため、常に、こども安心ネットタイマーにより制限を受けます。
- 制約事項
- 子供のスマホは、中継器に繋がりません
- 大人と比較して自宅のWi‐Fiの範囲が狭くなる可能性があります。
- 大人は、中継器と親機の両方に、制限なく繋がります。
【処置①】親機のこども安心ネットタイマーで、子供のスマホを制限
子供は、親機に繋ぐ時に、こども安心ネットタイマーで制限を受けます。
対象 | 端末区分 |
---|---|
子供のスマホ | こどもの端末 |
大人のスマホ | おとなの端末 |
中継器 | おとなの端末 |
【処置②】中継器のセキュリティ機能で、子供のスマホを拒否
子供は、中継器には繋がらなくします。
以下のいずれか1つでも、中継器のセキュリティ機能を利用すれば実現できます。
- MACアドレスフィルタリング
- 親機とは異なるSSIDと暗号化キーにして、子供には秘密にする
- 中継器のSSIDをステルス化(隠す)
- 各機能の設定は、以下を参考にします。
対処法(2):親機のこども安心ネットタイマーのみを使って制限

子供に加えて中継器も、親機のこども安心ネットタイマーで制限します。子供は、親機に繋ぐ時だけでなく中継器を経由時も、間接的に制限を受けます。
中継器は、セキュリティ機能を利用しなくて済みます。
- 制約事項
- 大人も、中継器に繋ぐ時は、子供と同様の制限を受ける
【処置①】親機のこども安心ネットタイマーで、子供と中継器を制限
子供が親機に直接に繋ぐ時だけでなく、中継器を経由する時も、こども安心ネットタイマーで制限を受けます。
対象 | 端末区分 |
---|---|
子供のスマホ | こどもの端末 |
中継器 | こどもの端末 |
大人のスマホ | おとなの端末 |
【処置②】親機と中継器を異なるSSIDに変更
子供のスマホが複数あり、各々のこども安心ネットタイマーのスケジュールが異なる場合に、必要な処置です。
親機と中継器を異なるSSIDにして、区別して繋ぎます。
もし、同じSSIDのままでは、繋ぎ先が、親機と中継器のどちらかに、無意識に切り替わるため、繋ぎ先によって、受ける制限が変わってしまいます。中継器を制限するためのスケジュールを、全てのスマホと同じ内容に合わせられないためです。
この処置により、繋ぎ先によって制限が異なることを、予め認識できるため、混乱することを避けられます。親機に繋いだ時は、スマホ毎のスケジュール内容の制限を受けて、また中継器に繋いだ時は、中継器のスケジュール内容の制限を受けます。
対処法(3):既述の対処法を組み合わせて制限【中継器は2台必要】

中継器を1台を追加して2台にして、既述の対処法を組み合わせて制限します。既述の対処法に存在する制約事項を、克服した制限ができます。
なお、2台の中継器は、一方を大人用として、他方を子供用として区別して使用します。
- 必要条件
- 中継器を2台にする必要がある
親機がこども安心ネットタイマーを使えない製品の場合の対処法

こども安心ネットタイマーは、中継器だけで使えて、親機では使えない製品の場合、制限できない原因の可能性があります。
中継器のこども安心ネットタイマーだけでは、上手くスマホを制限できないためです。例えば、スマホが親機に繋ぐと、スケジュールに基づく制限ができません。
そのため、後述する対処法により、スマホが常に同じ制限を受けるようにします。
対処法:親機の他のセキュリティ機能と、中継器のこども安心ネットタイマーを使って制限

子供が、親機に直接に繋ぐことは断念します。親機のセキュリティ機能を利用しして子供を拒否します。また、中継器では、こども安心ネットタイマーで子供だけを制限します。
- 制約事項
- 子供が直接に繋ぐのは、中継器だけになります
- 子供は、大人と比較して自宅のWi‐Fiの範囲が狭くなる可能性があります。
【処置①】親機のセキュリティ機能で、子供のスマホを拒否
子供は、直接には、親機に繋がらなくします。中継器を介してのみ繋ぎます。
【処置②】中継器のこども安心ネットタイマーで、子供のスマホを制限
子供は、中継器に繋ぐ時に、こども安心ネットタイマーで制限を受けます。
対象 | 端末区分 |
---|---|
子供のスマホ | こどもの端末 |
大人のスマホ | おとなの端末 |
