RT/BR/CNVの違い【Atermのモードを用途別に使い分ける】

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「RT」「BR」「CNV」の違いとAtermのモードの切替え手順を紹介

RT/BR/CNVの違い【Atermのモードを用途別に使い分ける】

RT/BR/CNVの違い【Atermのモードを用途別に使い分ける】

「RT」「BR」「CNV」の違いは用途です。個々に異なるモードが紐づいています。そのため、用途に応じた適切なモードを使うために切替えます。

RT/BR/CNV違い(用途)
RTルータモード
BRブリッジモード
CNV中継機モード、Wi-Fi子機モード(CONVERTER)

違い(1):ルータモードを使う「RT」

Wi-Fiルータとして、自宅にインターネットの接続環境を作ります。また同時にWi-Fi環境も作れます。

利用場面に応じて、更に細かく用途を使い分けられます。

用途①:PPPoEルータモード

PPPoE接続による通信方法で接続したい時に利用します。

用途②:ローカルルータモード

PPPoE接続とは異なる方法で接続したい時に利用します。

  • 「WANポート」と「LANポート」を別々のネットワークに分割します。
  • 「ブリッジモード」を利用しても、インターネットに繋がる場合があります。

用途③:IPv4 over IPv6通信モード

IPv6(インターネットプロトコルバージョン6)による通信方法で接続したい時に利用します。

  • IPv6に非対応のインターネットサイトであっても、IPv6通信網を使用してインターネットに接続します。
  • 利用しているインターネットサービスプロバイダー等が「IPv4 over IPv6通信」に対応している必要があります。
  • transixサービス、v6プラスサービス、IPv6オプションサービスおよびOCNバーチャルコネクトサービスに対応です。

違い(2):ブリッジモードを使う「BR」

アクセスポイントとして、自宅にWi-Fi機能を追加します。

例えば、現状はインターネットに接続できるけど、Wi-Fi環境がなくてスマホを繋げられない場合に便利です。Wi-Fi機能のない機種のホームゲートウェイ等を使っている場合に役に立ちます。

違い(3):中継機モード/Wi-Fi子機モードを使う「CNV」

中継機として、自宅のWi-Fiの届く範囲を広げます。

例えば、自宅にインターネット接続もWi-Fiもできる環境もあるけど、一部の場所だけWi-Fiが弱かったり届かない場合に効果を発揮します。

またWi-Fi子機として、Wi-Fi機能を持たない機器を有線でAtermに繋ぐこともできます。

参考:各モードの一般的な機能

以下を参照します。

RT/BR/CNVの切替え手順【本体ランプを見て起動モードを確認】

RT/BR/CNVを適切に切替えます。そして、希望するモードが正常に起動したことを本体のランプを見て確認します。

  • 全ての用途に共通して、必ずAtermの電源をコンセントから抜いてから切替えます。
  • Atermが工場出荷時の状態から切替える場合を前提にしています。

切替(1):「RT」に切替えてルータモードを使う手順

  1. 「RT」の位置にして電源を入れる
  1. 正常に起動したことを本体ランプを見て確認
ランプ状態
POWER緑色に点灯
ACTIVE消灯、若しくは緑色に点灯または点滅(注)
2.4GHz緑色に点灯または点滅
5GHz緑色に点灯または点滅
CONVERTER消灯

(注)本体の「WANポート」に機器を接続すると、「消灯」以外に状態が変化する場合があります。

  • 固定回線の開通が完了した後に、作業することを前提にしています。
  • この後にPPPoEルータモードを設定する手順は、以下を参照します。

切替(2):「BR」に切替えてブリッジモードを使う手順

  1. 「BR」の位置にして電源を入れる
  1. 正常に起動したことを本体ランプを見て確認
ランプ状態
POWER緑色に点灯
ACTIVE橙色に点灯
2.4GHz緑色に点灯または点滅
5GHz緑色に点灯または点滅
CONVERTER消灯
  • この後の設定手順は以下を参照します。なお、起動した時点で利用を開始できるため設定は任意です。

切替(3):「CNV」に切替えて中継機モード/Wi-Fi子機モードを使う手順

  1. 「CNV」の位置にして電源を入れる
  1. 正常に起動したことを本体ランプを見て確認
ランプ状態(注)
POWER緑色に点灯
ACTIVE消灯
2.4GHz消灯
5GHz消灯
CONVERTER橙色に点灯

(注)「強制DHCPサーバ機能」または「WPS機能」を起動する前の状態です。設定に際して、いずれかの機能を起動すると状態が変わります。

  • この後の設定手順は以下を参照します。
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