アクセスポイントと中継器の違い【区別して迷わずに使い分ける】

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アクセスポイントと中継器の違いを紹介

アクセスポイントと中継器の違い【区別して迷わずに使い分ける】

アクセスポイントと中継器の違い【区別して迷わずに使い分ける】

アクセスポイントと中継器の違いは、①無線LANにおける役割、②導入する環境、③回線接続機器を補完する機能、④接続先と手段にあります。

どちらにも無線でスマホ等を接続できます。違いを明確に区別して迷わずに使い分けます。

  • アクセスポイントは、「ブリッジ」と異なる呼び方をする場合があります。また、公衆WiFi等においては、中継器や無線LANルーターも含めて全て総称して「アクセスポイント」と呼ぶ場合もあります。しかし、これらの機器は厳密には違いがあるため、ここでは明確に区別して呼びます。
  • インターネットに接続するには別途にルーター機能を持つ機器を設置して環境を整える必要があります。また、自宅に固定回線がなければ、先に通信事業者等に利用を申し込んで引き込む必要があります。

違い(1):無線LANにおける役割

種別無線LANにおける役割
アクセスポイント自宅に無線LAN環境を作る(注1)
中継器自宅にある既存の無線LANが弱い場所を補強して強くする(注2)

(注1)スマホが自宅で無線LANを使ってインターネットに接続できます。

(注2)他の機能として有線(LANケーブルを使って)接続できる端子を持つ製品もあります。無線LAN機能のないテレビ等を有線接続して中継器を介した無線接続ができます。

違い(2):導入する環境

種別導入する環境
アクセスポイント自宅に有線LAN環境がある。しかし、今後は無線でも接続できる環境にしたい場合に導入
中継器自宅に無線LAN環境がある。しかし、親機から離れたり途中に障害物がある場所では、無線LANが弱いため改善したい場合に導入(注)

(注)無線LANの特徴に留意して改善効果を高めます。

違い(3):回線接続機器を補完する機能

自宅に固定回線を引き込むと、一緒に回線を接続する機器が通信事業者等から提供されます。提供された機器の機能が不足する場合に、アクセスポイントや中継器を導入して補完します。機器の種類は契約時に案内される情報で確認します。

種別回線接続機器を補完する機能
アクセスポイント通信事業者が提供した機器だけでは無線LAN環境を作れない場合に導入して補完(注)
中継器通信事業者が提供した機器だけでは自宅の中の無線LANが弱い場所ができる場合に導入して改善

(注)通信事業者等から有線LANルーターと回線終端装置の2つの機器、または両方の機能が一つになった機器(ホームゲートウェイ等)が提供された場合が該当します。無線LAN機能が不足するため、別途にアクセスポイントを導入します。

なお、回線を接続する機能しか持たない機器(回線終端装置等)しか提供されない場合もあります。この場合はルーターと無線LANの両方の機能が共に不足するため、別途に無線LANルーターを導入します。

違い(4):接続先と手段

種別接続先と手段
アクセスポイント無線LAN機能のない機器(有線LANルーター等)に有線で接続(注1)
中継器親機(が出す無線LAN)に無線で接続(注2)

(注1)無線LAN機能のない機器を無線LANルーターに交換すれば、アクセスポイントを別途に導入しなくても同じ機能が得られます。ただし、導入時に有線LANルーターを置き換えるための手間が生じるデメリットがあります。

(注2)親機が出す無線LANが強く届いている場所に設置します。

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