【IODATA製ルーター設定】自宅のWi-Fiが切れる原因と対策

- 記事の内容
- 自宅のWi-Fiが切れる原因を把握して、IODATA製ルーターにできる具体的な対策内容を紹介

【IODATA製ルーター設定】自宅のWi-Fiが切れる原因と対策

- Wi-Fiルーターに対策を講じる際に、以下の記事の知識が必要になります。
原因①:距離、障害物の対策
(1)電波の送信出力の調整
電波の送信出力を上げて、電波が届く範囲を拡大します。
①.スマホで設定画面を開く
②.電波の送信出力の調整
- [無線設定]メニューをタップ
- [詳細設定]タブをタップ
- 「送信出力(2.4G)(または5G)」の設定値を確認
- 送信出力の初期値は「100%」です。
- 節電等のために出力を下げている場合もあるため、100%以外にしている場合は、段階的に現在よりも出力割合を上げます。
- 出力割合を上げた場合は、[設定]をタップ
(2)Wi-Fiの周波数帯の変更
- 現在、自宅で5GHz帯のSSIDだけを使用の場合に可能な対策です。
2.4GHz帯を使用により、改善する場合があります。
(3)ビームフォーミング機能の有効化
ビームフォーミング機能は、有効(初期値)にして、最適な状態で通信します。(利用には適用条件あり)
- ビームフォーミング機能は、距離や障害物が原因で電波が届きにくい場合でも、届きやすくします。
- ビームフォーミング機能を有効にしておけば、適用条件が合致時、自動的に利用できます。
- 適用条件は以下です。
- 5GHz帯のWi-Fiに接続
- Wi-Fi帯域に80MHzを使用
- スマホ等も、ビームフォーミング機能に対応
- ビームフォーミング機能の有効/無効の確認手順です。
- 同じ画面で「ビームフォーミング(5G)」を確認
(参考)弱電波子機強制切断機能
自宅のWi-Fiを有効に使用するには、他の対策による根本的な解決が必要です。
- 弱電波子機強制切断機能は、有効(初期値:無効)時、スマホ等に届くWi-Fiの電波が弱い場合、自動的にスマホ等を切断します。
- スマホ等は、自宅のWi-Fiではなく、携帯電話会社の回線を使って通信します。
- Wi-Fiの電波の弱さが原因で、通信が切れる頻度は減りますが、携帯電話会社との契約通信量を消費します。
- リピーターモード時は、弱電波子機強制切断機能は使用できません。
- 弱電波子機強制切断機能の有効/無効の確認手順です。
- 同じ画面で「弱電波子機切断」を確認
原因②:電波混雑の対策
(1)Wi-Fiの周波数帯の変更
- 現在、自宅で2.4GHz帯のSSIDだけを使用の場合に可能な対策です。
- スマホ等が、5GHz帯に対応が必要です。
5GHz帯を使用により、改善する場合があります。
(2)チャンネルの変更
空いているチャンネルを手動で探して、電波混雑を回避します。
- 中継器として使用時、親機との接続に使用している周波数帯は、手動変更できません。
①.現在の使用チャンネルを確認
- スマホで設定画面にアクセス
- [ステータス]タブをタップ
- 「無線LANの設定」を確認
②.チャンネルを変更
- [無線設定]タブをタップ
- [2.4GHz(または5GHz)設定]タブをタップ
- 「チャンネル」をタップして任意チャンネルを選択
- 初期値は「自動選択」です。
- 2.4GHz帯は、1~11チャンネルのどれかが自動選択されます。
- 5GHz帯は、36~48チャンネルのどれかが自動選択されます。
- 最初に紹介した記事の知識を使って、効果的にチャンネルを変更します。
- IODATA製のアプリを使えば、Wi-Fiの混雑状況がわかり、空いているチャンネルを把握できます。次の対策の「Wi-Fi帯域の調整」にあるリンク先の記事で、内容を紹介しています。
- [設定]をタップ
(参考)自宅で4K8K放送受信設備を使用の場合
2.4GHz帯の設定の「衛星放送干渉回避設定」は[適用]が、メーカの推奨です。
- 4K8K放送受信設備により2.4GHz帯の電波が干渉して、Wi-Fiが切れる等の影響を受ける場合があります。
- 「衛星放送干渉回避設定」を[適用]すると、下記に設定されます。
- チャンネルが[自動(1~7ch)]
- Wi-Fi帯域が、20MHz幅に固定
- 5GHz帯は4K8K放送受信設備の影響は受けません。
(参考)DFS機能
5GHz帯は、100~128チャンネルを設定しても、レーダー波等を検出時、DFS機能により、36~64チャンネルのどれかに切替る場合があります。
- 「指定したチャンネルへ自動で戻す 」を[有効](初期設定)であれば、DFS機能により自動でチャンネルが切り替わっても、一日一回、設定した元のチャンネルに戻ります。
(3)Wi-Fi帯域の調節
Wi-Fi帯域を現在より狭くして、電波干渉の発生確率を下げます。
