Aterm『ブリッジモードへの切り替えを推奨します』に対処する方法

- 記事の内容
- クイック設定Web(NEC製Aterm)に案内される「ブリッジモードへの切り替えを推奨します」に対処する方法を紹介

Aterm『ブリッジモードへの切り替えを推奨します』に対処する方法

- WAN端子には、ホームゲートウェイ(回線終端装置を兼ねる)を接続した環境を想定しています。
対処方法
現在のインターネット接続環境の有無、および自分の要望内容によって、対処方法が変わります。
- 『ブリッジモードへの切り替えを推奨します』のメッセージは、ローカルルータモードの時に案内される可能性があります。
- 動作モードは、クイック設定Webのホーム画面で確認できます。
(1)ローカルルータモードを継続使用
以下の全ての条件に当てはまる場合の対処法です。
- ただし、通信に支障がある場合は、ブリッジモードに切替えます。
- 現在、既にホームゲートウェイを経由して、インターネットに接続できる
- 追加設定をせずに、今の状態のまま使用したい
- メッセージを消さなくても構わない
(2)ブリッジモードに切り替えて使用
以下の全ての条件に当てはまる場合の対処法です。
- 現在、既にホームゲートウェイを経由して、インターネットに接続できる
- 追加設定をせずに済ませたい
- メッセージを消したい
- 通信に支障が生じる可能性を、予め排除しておきたい
- モード切替えスイッチを切替えて、ブリッジモードにする作業が必要です。
(3)PPPoEルータモードに切替えて使用
以下の全ての条件に当てはまる場合の対処法です。
- 現状では、ホームゲートウェイを経由して、インターネットに接続できない
- メッセージは消えます。
- ホームゲートウェイ側で、PPPoE認証に関わる通信を透過する「PPPoEブリッジ」機能を有効にする必要があります。
- PPPoEルータモードを設定する手間が必要です。
- ホームゲートウェイからIPアドレスが付与されなかった場合は『インターネット接続できません』と案内されます。この場合も同様にPPPoEルータモードに切替えます。
ブリッジモードへの切り替え推奨の理由
『ブリッジモードへの切り替えを推奨します』と案内された場合、従った方が好都合な場合があります。
ブリッジモードが好都合な理由
- ローカルルータモードより、機器にかかる負荷が低減して、通信速度が改善する可能性がある(特に、大容量の通信を複数のスマホ等で行う場合)
- ローカルルータモードでは、特定の使い方ができない(通信ポート等に配慮が必要な通信が規制を受ける)時、規制を回避できる可能性がある
- 一般家庭でのインターネット接続の場合、ルーター機能を持つ機器は、1つあれば実現できる場合が多い(ローカルルータモードのルーター機能は不要)
- ホームゲートウェイには、ルーター機能があります。WG1200HS3もローカルルータモード時、ルーター機能が動作します。そのため、通信データーがWG1200HS3を経由して、さらにホームゲートウェイから回線側に抜けるまでに、2つのルーター機能を持つ機器を経由することになります。インターネット接続の利用であれば、どちらか一方のルーター機能だけを動作させれば要件を満足できます。
- 通信に支障がなければ、ルーター機能を持つ機器が2重に存在しても、そのまま使用できます。
