【バッファロー製】倍速モードの設定手順【利用にはデメリットあり】

- 記事の内容
- 倍速モードを設定して、通信速度を向上させる手順を紹介

【バッファロー製】倍速モードの設定手順【利用にはデメリットあり】

①.スマホで設定画面を開く
②.倍速モードを設定

- [詳細設定]をタップ
- [無線設定]をタップ
- [2.4GHz](または[5GHz])をタップ
- 画面右側の「基本設定」の「倍速モード」の「帯域」をタップ
- 後述するメリットとデメリットを参考にして、帯域を選択します。
- [設定]をタップ
- 設定画面に戻ったら終了です。
メリットとデメリット
- 2.4GHz
倍速モードの帯域 | メリット | デメリット |
---|---|---|
144.4Mbps(20MHz) | 電波混雑の発生を抑制して、通信が不安定になる可能性を減らす | 通信速度に関する機器性能を、最大限に発揮できない |
300Mbps(40MHz) | 周辺に電波混雑がなければ、通信速度に関する機器性能を、最大限に発揮できる可能性がある | 周辺の電波混雑が発生しやすくなり、通信が不安定になる可能性が増える |
- 5GHz
倍速モードの帯域 | メリット | デメリット |
---|---|---|
866Mbps(80MHz) | 周辺に電波混雑がなければ、通信速度に関する機器性能を、最大限に発揮できる可能性がある | 周辺の電波環境が混雑すると、通信が不安定になる確率が、他の倍速モードの帯域より高い |
400Mbps(40MHz) | 少し程度であれば、周辺に電波混雑があっても、高速に通信できる可能性がある | 通信速度に関する機器性能を、最大限に発揮できない |
173.3Mbps(20MHz) | 全ての倍速モードの帯域の中で、周辺の電波環境に、最も影響を受けずに通信できる | 通信速度に関する機器性能を、最大限に発揮できない |
倍速モードの帯域の使い分け方
メリットとデメリットを踏まえて、倍速モードの帯域を使い分けます。
- 電波の混雑具合は、実際の通信してみた時の感覚の違い(遅い、普通)により判断します。
- 電波の混雑時は、通信速度が一時的にまたは長時間、極端に遅くなったりを繰り返して、不安定になります。
- 2.4GHz
倍速モードの帯域 | 使用に適した状況 |
---|---|
144.4Mbps(20MHz) | ・周辺に電波混雑がある時、または不明時 ・初めてWi-Fiを利用時 【注1】 |
300Mbps(40MHz) | ・周辺に電波混雑がない時 【注2】 |
- 注1
- 無線チャンネルの使用数が少ないため、周辺の電波混雑が緩和して、通信速度が向上する可能性がある
- 初めてWi-Fi利用時、または周辺の電波状況が不明時は、周辺の電波混雑による影響を、2つの種類の中では受けにくいため、最初に使用する倍速モードの帯域に適す
- 注2
- 理論上の通信速度は、144.4Mbps(20MHz)より高速なため、周辺に電波混雑がなければ、機器性能を最大限に発揮して、通信速度が向上する可能性がある
- 周辺の電波混雑のしやすさも、同時に高まるため注意
- 5GHz
倍速モードの帯域 | 使用に適した状況 |
---|---|
866Mbps(80MHz) | ・周辺の電波混雑の状況が不明時 ・初めてWi-Fiを利用時 【注3】 |
400Mbps(40MHz) | ・866Mbps(80MHz)を使用して、通信が不安定に感じた時 【注4】 |
173.3Mbps(20MHz) | ・周辺に電波混雑がある時 【注5】 |
- 注3
- 5GHzは、複数の無線チャンネルを一緒に使用しても、通信品質に悪影響を及ぼす可能性が低いため、初めてWi-Fiを利用時、または周辺の電波混雑の状況が不明時であっても、最初から高速通信を期待できる倍速モードの帯域を使用
- 周辺の電波環境が、絶対に混雑しない訳ではないため、通信品質に注意
- 注4
- 866Mbps(80MHz)を使用して、通信が不安定に感じたら、周辺に電波混雑の可能性を疑ってみて、無線チャンネル数を減らして様子を見る
- 理論上の通信速度は、866Mbps(80MHz)よりも低速。しかし、周辺の電波混雑の具合によっては、実際の通信速度は、高速に感じる可能性がある
- 注5
- 400Mbps(40MHz)に変更しても、通信速度の改善を感じられない場合に使用
- 理論上の通信速度は、全ての倍速モードの帯域の中で、最も低速。しかし、周辺の電波混雑が激しい場合、実際の通信速度は、最も高速に感じる可能性がある
- 周波数により特性が異なります。
参考:拡張チャンネルの任意選択(2.4GHz限定)
拡張チャンネルは、初期値では、自動で選定されます。基本の無線チャンネルによっては、拡張チャンネルを自分で任意に指定できます。
- 「拡張チャンネル」は、基本の無線チャンネルと束ねて、一緒に使用する無線チャンネルです。
- 自動選定された拡張チャンネルが、電波混雑する可能性もあるため、通信速度が向上しない場合は、任意の無線チャンネルに変更して効果を確認
- 基本の無線チャンネルとは、少し距離を置いた無線チャンネルを指定することにより、互いの電波による干渉の発生を避けます。
- 拡張チャンネルの任意指定手順
倍速モードと同一の画面で設定します。
- 「無線チャンネル」を[自動選定(初期値)]から任意の無線チャンネルをタップ
- 「倍速モード」の「拡張チャンネル」をタップ
- 表示された無線チャンネルの中から任意の無線チャンネルを選択します。
- 電波混雑の少ない無線チャンネルを、自分で見極める必要があります。
- [設定]をタップ
参考:倍速モードでは解決できない電波混雑の対処方法
周辺に、激しい電波混雑がある時は、倍速モードの帯域の変更では、混雑は緩和せず、通信速度を向上できない可能性があります。
激しい電波混雑に対処するには、周波数帯を5GHzに切り替えたり、または無線チャンネルを変更する方法があります。
