見えて安心ネットとMACアドレスフィルタリングの違い【3つ】

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「見えて安心ネット」と「MACアドレスフィルタリング」にある3つの違いを紹介

見えて安心ネットとMACアドレスフィルタリングの違い【3つ】

見えて安心ネットとMACアドレスフィルタリングの違い【3つ】

見えて安心ネットとMACアドレスフィルタリングは、両方共に子機(スマホ)の無線接続を管理できる機能です。具体的には、特定のスマホ等に対してAtermへの無線接続を許可または拒否します。

しかし、2つの機能には大きな違いが3つあります。

  • ①:制限方法(「許可」または「拒否」を指定)
  • ②:管理機能の種類(1つまたは複数)
  • ③:利用できる製品(Aterm以外での利用可否)

違い①:制限方法(「許可」または「拒否」を指定)

制限方法見えて安心ネットMACアドレスフィルタリング
特定の子機を『拒否』(他は許可)不可
特定の子機を『許可』(他は拒否)不可

どっちの機能も共通して、特定の子機(スマホ)に対して接続を制限します。ただし、制限は真逆の意味(「許可」と「拒否」)に指定するため、結果が異なる点が大きな違いです。

使い分けの指標としては、無線接続を「拒否」したいスマホ等を特定している場合は、見えて安心ネットの利用が適します。不特定多数のスマホ等を「拒否」したい場合は、MACアドレスフィルタリングを利用した方が管理が容易です。

違い②:管理機能の種類(1つまたは複数)

管理機能見えて安心ネットMACアドレスフィルタリング
接続制限
接続状況表示不可
利用時間制限不可
接続時通知不可

MACアドレスフィルタリングは、特定の子機に対する接続制限(前述)のみ可能な管理機能です。見えて安心ネットは、複数の管理機能を同時に利用できます。そのため、単純な接続の許可/拒否と同時に他の機能を併用することにより、一層のきめ細かな管理をできる点に大きな違いがあります。

違い③:利用できる製品(Aterm以外での利用可否)

製品見えて安心ネットMACアドレスフィルタリング
Aterm
他社製品不可

見えて安心ネットは、Aterm(NEC製)に備わる機能です。一方、MACアドレスフィルタリングは一般的な機能のため、一般家庭向けの通信機器であればAtermのみならず、他の製造会社の製品にも備わっている場合が多い点が大きな違いです。

そのため、利用している通信機器によっては、MACアドレスフィルタリングだけしか利用できない場合があります。もし、製造会社の異なる通信機器を混在(無線ルーターと中継器等)して使用時に、子機の無線接続を管理する場合には、各々の機器に対してどっちの機能を利用すれば、希望通りに管理できるかを検討する必要があります。

参考:見えて安心ネットとMACアドレスフィルタリングはどっちを使う?

どっちの機能を利用した方が、自分にとって適切なのか判断に迷った場合には、状況に応じて使い分ける方法例を以下に紹介します。

なお、見えて安心ネットとMACアドレスフィルタリングは併用できません。どっちかの機能を選択する必要があります。

使い分け例①:見知らぬ他人のスマホからの接続を容易に管理したい

MACアドレスフィルタリングを使った方が、家族のスマホだけを登録すれば実現できるため管理が容易です。もし、見えて安心ネットで同じ事を実現しようとすると、不特定多数のMACアドレスを登録する必要があるため、現実的ではありません。

使い分け例②:自宅で複数の通信機器(Wi‐Fiルーターや中継器)を使用している

全ての通信機器がAtermであれば、見えて安心ネットを使って自宅のWi‐Fiを統一して管理できます。しかし、他社製品が混在すると、見えて安心ネットだけでは管理できないため、MACアドレスフィルタリングを使った方が管理しやすい場合があります。

参考:見えて安心ネットの使い方

参考:MACアドレスフィルタリングの使い方

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