セカンダリSSIDの使い方【Atermに作る2個目のWi-Fi】

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AtermのセカンダリSSIDを有効活用する使い方を紹介

セカンダリSSIDの使い方【Atermに作る2個目のWi-Fi】

セカンダリSSIDの使い方【Atermに作る2個目のWi-Fi】

セカンダリSSIDは、ゲスト用やゲーム機用のWi-Fiとしての使い方ができます。

機器を追加することなく一つの周波数帯に2個目のWi-Fiを別個に作れるメリットがあります。ただし、自動による方法でのWi-Fi機能の制御を、単独にはできないデメリットに留意して使います。

セカンダリSSIDとは?:1つの周波数帯における2個目のWi-Fi

Atermは、1つの周波数帯において最大2個のSSIDを使えます。その中でセカンダリSSIDは2個目のWi-Fiとして使えます。また、2種類の周波数帯を使えるため合計すると最大で4個のSSIDを使えます。

初期において1つの周波数帯に1個のSSIDが使えます。2個目のセカンダリSSIDは停止しているため使えません。そのため、Atermの設定画面を操作して使い始めます。

セカンダリSSIDの活用法は、メリットとデメリットに留意すれば便利な使い方ができます。

メリット:機器の追加なく一つの周波数帯に別個のWi-Fiを作れる

  • セカンダリSSIDを使えば、Atermを設定するだけでWi-Fiを追加できる

初期に使えるSSIDと併せて同じ周波数帯にWi-Fiが2個になります。

  • セカンダリSSIDは、他のSSIDとは別個のWi-Fiとして使える

各機能のオン/オフ(開始/停止)を別々に制御できます。そのため、2個のWi-Fiの用途を区別できます。

別々に制御できる機能は、Wi-Fi機能(手動制御のみ)、ネットワーク分離機能、ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)、MACアドレスフィルタリング機能等のオン/オフ(開始/停止)です。

また、ネットワーク名(SSID)と暗号化キーを他のSSIDとは異なる値にできるため、識別を容易にして、さらに安全性を考慮した使い方ができます。

デメリット:自動による方法でのWi-Fi機能の制御は単独にはできない

  • 自動によるWi-Fi機能の制御(オン/オフ)を、セカンダリSSIDに限定して行うことができない

AtermのWi-Fi機能の自動制御には制約があります。全てのSSIDが一括して同時に同じ状態に切り替わります。そのため、セカンダリSSIDだけを制御するには、手動による方法(設定画面を操作)で行います。

  • Atermは、予めスケジュールを設定すればWi-Fi機能を定時にオン/オフできます。

手動制御により影響が生じるのは、セカンダリSSIDを使わない間に勝手に使われる危険性を予防したい場合、または使わない時間帯が予め決まっている場合等です。使い終わる都度に忘れずに手動による切り替えが必要です。

使い方(1):ゲスト用として活用

セカンダリSSIDをゲスト用のWi-Fiとして使う活用法ができます。この場合、他のSSIDは家族専用にして用途を区別して使います。

以下は、ゲスト用として活用する際の、セカンダリSSIDのおすすめの設定です。

関連機能おすすめの設定特記
ネットワーク名(SSID)プライマリとは異なる値他と容易に区別できるようにすると利便性が良い

※但し、個人を特定されるような値は避ける
Wi-Fi機能来客時にのみ、オン(開始)用事が終わった時点で手動により必ずオフ(停止)に切り替えて、不使用時に勝手に使用される危険性を予防する
ネットワーク分離機能オン(分離する)インターネットにのみ接続を許可する

※クイック設定Webやプリンター等には接続できないため、家族の環境の安全性を維持できる
暗号化キー来客の都度に異なる値都度に異なる値に変更して安全性を維持する

※プライマリは来客の都度の変更は不要
ESS‐IDステルス機能(SSIDの隠蔽)オフ(公開)SSIDはスマホで認識できる方が利便性が良い

※接続時のスマホ等へのSSIDの手動入力がなく、トラブルの発生を抑えられる
MACアドレスフィルタリング機能オフ(無効)来客の度に解除リストに登録する手間は無くした方が利便性が良い

※但し、他の関連機能は既述の通りに設定する
  • セカンダリSSIDをゲスト用にするためのAtermの設定手順は、以下を参照します。

使い方(2):ゲーム機用として活用

セカンダリSSIDをゲーム機用のWi-Fiとして使う活用法ができます。ゲーム機がWi-Fiの暗号化モードとして「WEP」にしか対応しない製品の場合の活用法です。

  • 2.4GHz帯に限定して、セカンダリSSIDにおいて暗号化モードとしてWEPを使用できます。

ただし、WEPは暗号化キーを容易に解読できる脆弱性があります。そのため、家族の環境の安全性を維持するため使用は控えた方が賢明です。

セカンダリSSIDのおすすめの設定は、暗号化モードにWEPを使用する以外は、ゲスト用として活用する場合と同様です。

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