【NEC製WiFiルーター】アクティブランプが突然消えた時の対処法

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NEC製WiFiルーターのアクティブランプ(ACTIVEランプ)が突然消えた時の対処法を紹介

【NEC製WiFiルーター】アクティブランプが突然消えた時の対処法

アクティブランプ(ACTIVEランプ)が突然消えると、スマホがインターネットに接続できなくなったり、WiFiに接続できなくなったりします。原因はWiFiルーターだけでなく他の通信機器にある場合もあります。そのため、疑わしい箇所を順番に対処して解決します。
- WiFiルーターや他の通信機器は、直前に設定を変更していない前提です。
- なお、もし変更して直後にアクティブランプ(ACTIVEランプ)が突然消えたのであれば、まず先に変更した箇所を確認します。特に、中継機およびWiFi子機モードの場合には、親機側のセキュリティ機能の影響を受ける場合があります。そのため、親機側の設定変更には注意します。
対処(1):電源に関する不備をなくす【全モード共通】
まずは電源の投入状況を調査します。
手順①:POWERランプを確認
POWERランプ | 処置 |
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緑点灯している | ・ブリッジモードの場合は、ACTIVEランプだけが突然消えたのであれば、機器の故障が疑われる(注2) ・他のモードの場合は、電源以外に原因があるため、さらに詳しく調査する(注3) |
消灯している(注1) | 手順②の確認を進める |
(注1)「状態表示ランプ点灯設定」が「全消灯」の場合には、一時解除して(「らくらくスタートボタン」を押して)から確認します。なお、消灯したまま変わらなければ同様に処置します。
(注2)ブリッジモードは、電源に問題がなく起動すればACTIVEランプが橙点灯するためです。
(注3)ルータモードの場合は、対処(2):回線終端装置やホームゲートウェイとの接続に関する不備をなくす【対象:ルータモード】を参照して、さらに詳しく調査します。中継機およびWiFi子機モードの場合は、対処(3):WiFi親機との接続に関する不備をなくす【対象:中継機およびWiFi子機モード】を参照します。
手順②:電源を確認
電源アダプタを電源コンセントに、さらに本体側の電源プラグをコネクタにしっかりと差し込んで、再度POWERランプを確認します。
- 電源の延長コードを使用している場合は、延長コードの先端のプラグが電源コンセントにしっかり差し込まれていることも確認します。
POWERランプ | 処置 |
---|---|
緑点灯した | ACTIVEランプを再確認 |
緑点灯しない | 機器故障の疑いあり |
対処(2):回線終端装置やホームゲートウェイとの接続に関する不備をなくす【対象:ルータモード】
ルータモードの時にアクティブランプ(ACTIVEランプ)が突然消えたら、原因はPPPoEの接続が切れてしまったか、またはWANポートのIPアドレスの設定が消えてしまったことが原因です。この場合、回線終端装置やホームゲートウェイにも問題が疑われるため併せて調査します。
手順①:WANランプを確認
- WANランプはWANポートの直ぐ隣にあります。
WANランプ | 処置 |
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緑点灯または点滅している | 手順③の確認を進める |
消灯している | 手順②の確認を進める |
手順②:WANポートを確認
WANポートにLANケーブルをしっかりと差し込んで、再度WANランプを確認します。一緒に回線終端装置またはホームゲートウェイ等の側のポートもしっかりと差し込みます。
なお、しっかりと差し込まれるとLANケーブルの先端にある爪の部分が、端子に引っ掛かり固定されます。差し込んだ時に「カチッ」と音がすればOKです。爪の部分が破損していると、すぐに抜けてしまう恐れがあるためLANケーブルを交換した方が安心です。
WANランプ | 処置 |
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緑点灯または点滅した | 【順番①】 しばらく待つかまたはWiFiルーターを再起動 【順番②】 ACTIVEランプを再確認 |
消灯のまま変わらない | 【順番①】 LANケーブルを交換 【順番②】 緑点灯または点滅したら、前述の「緑点灯または点滅したら」時の処置を行う。消灯のままであれば、手順③の確認を進める |
手順③:回線終端装置またはホームゲートウェイを確認
各ランプの状態を確認します。状態の違いによってさらに処置します。
- WiFiルーターのルータモードの種類(PPPoE、ローカル)によって処置が異なります。
- 通信会社やプロバイダーへの利用料金の支払の滞納がないことを前提にしています。
ルータモードの種類①:PPPoEルータモードの場合の処置
回線終端装置またはホームゲートウェイのランプ状況 | 処置 |
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全て正常 | 【順番①】 WiFiルーターを再起動(注) 【順番②】 ACTIVEランプを再確認 |
異常 | 【順番①】 回線終端装置またはホームゲートウェイの電源アダプタを電源コンセントにしっかりと差し込む 【順番②】 ランプが全て正常に戻ったら、前述の「全て正常」時の対処を行う。正常に戻らなければ、以下の処置を行う 【順番③】 通信会社とプロバイダーのホームページで回線の工事や故障情報を確認 【順番④】情報の掲載があれば、工事終了または故障回復まで待つ。情報がなければ、通信会社側の設備の故障等を疑うため通信会社に連絡 |
(注)一時的に発生した過負荷等が原因になり、PPPoEの接続が切れたことを疑い、状況を改善させるための処置です。
ルータモードの種類②:ローカルルータモードの場合の処置
ホームゲートウェイのランプ状況 | 処置 |
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全て正常 | 【順番①】 ホームゲートウェイのDHCPサーバー機能を確認して、異常があれば正常にする 【順番②】 WiFiルーターのWANポートからLANケーブルを一旦抜いて、その後すぐに再度差し込む 【順番③】 WANランプがついたら、ACTIVEランプを再確認 |
異常 | 【順番①】ホームゲートウェイの電源アダプタを電源コンセントにしっかりと差し込む 【順番②】 ランプが全て正常に戻ったら、前述の「全て正常」時の処置を行う。正常に戻らなければ、以下の処置を行う 【順番③】 ホームゲートウェイ等の通信会社の設備を使用の場合は、PPPoEルータモードの場合と同様に処置する。自分で準備したルーターを使用の場合は、詳しく調査して正常にする |
対処(3):WiFi親機との接続に関する不備をなくす【対象:中継機およびWiFi子機モード】
中継機およびWiFi子機モードの時にアクティブランプ(ACTIVEランプ)が突然消えたら、原因は親機とのWiFi接続が切れてしまったことが原因です。そのため、親機のWiFi状況を調査します。
手順①:親機を確認
親機のランプや設定画面でWiFiの状況を確認します。
親機のWiFi状況 | 処置 |
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問題なし | 【順番①】 親機から出ている電波が弱い可能性があるため、設定により強くするか、または設置位置を調整して改善 【順番②】 中継機およびWiFi子機モードを再起動して親機に再接続(注) 【順番③】 ACTIVEランプを再確認 |
親機から電波が出ていない | 【順番①】親機を調整して電波を出す 【順番②】 中継機およびWiFi子機モードを再起動して親機に再接続(注) 【順番③】 ACTIVEランプを再確認 |
(注)再接続する際は、親機のすぐ近くで実施します。再接続できたら、2.4GHzランプまたは5GHzランプを確認します。もし電波が弱ければ十分に届く場所に、親機や中継機およびWiFi子機モードを移動します。
